第7章 終・嘘つきとさよなら
『地土!!?』
突然現れた巨大な釘が地土の肩を貫き、悲鳴を上げた地土にルナと炎火は振り返った
地土「グッ…!!」
力の限りで巨大な釘を地土は引き抜くと、その巨大な釘は消えた
「やっと…、見つけたぞ"悪魔"…!!!!」
地土「…あぁ…、あの時の隊長さんかよ…」
地土達の視線の先には、目の下にスッゴい隈が出来た黄土色の髪をした男だった
『空色のマント…!!?』
炎火「強い奴なのか!!?」
地土「…やめろ」
ザッと身構えるルナと炎火を地土は止めた
地土「あいつは俺の敵だ…、俺が相手をする」
『はぁ!!? んな怪我でどう戦うんだよ!!?』
地土「少し黙っててくれないか」
『ッ!!?』
低い声でそう言い放った地土に、ルナと炎火はゾクッと"何か"を感じた
地土「二人はあのノロマ共を探して来い…、俺はこいつを片づける…」
『だっだけど…』
炎火「行くぞルナ!!」
戸惑うルナの腕を掴んで炎火は駆け出した
『おっオイ炎火!!?』
炎火「地土なら大丈夫に決まってんだろ!!?」