第7章 終・嘘つきとさよなら
炎火「…あれ? ちょっとストップ!!!!」
雷電と優の姿がない事に気付いた炎火がルナと地土を呼び止める
炎火「雷電と優が居ないぞ!」
『いつの間に…? はぐれたのだろうか…』
地土「チッ、ノロマな奴等め…」
『あの二人は傷が完治したわけじゃないからな、仕方ない』
ルナがそう言うと地土は少し嫌そうな顔をした
炎火「どうする? 戻って探すか…?」
『それがいいだろう。 行くぞ地土』
地土「…あぁ」
ルナ達は来た道を戻ろうとしたら
「"クロユリ"…」
知らぬ声が聞こえ、ルナ達の後ろの少し奥で足音が聞こえた
地土(この…、声は…!!!!)
ゆっくりと地土は振り返ると、声の主の口が動く
「"クロユリ"の花言葉は…
"呪い"」
=ブシュッ=
地土「ぅっ…、ァ゛ア゛アッ!!!!」