第7章 終・嘘つきとさよなら
優の脳裏にセピアの映像が見えた
優(これは…! 前にもあった…!!!!)
【帰れッ…! 帰れ帰れッ!!!! これ以上僕から奪うなぁっ!!!!】
最初に見た時は悪魔のような笑みを浮かべていた少年は泣いていた
優(君はーーー…!!?)
雷電「オイ!! 優!!?」
雷電の呼び声で、ぼーっとしていた優はハッとした
雷電「急にボケッとしてどうしたんだよ!!?」
優「…思い出したんだ」
雷電「思い出した…? 何を…?」
優「前に一度見た事ある少年…。 抜けてしまった記憶…」
ポツリ呟き、優は真っ直ぐと雷電を見た