第7章 終・嘘つきとさよなら
優「幻狼!!!! 出てこい!! いつまでおびえて引きこもっているんだ!!?」
左胸の入れ墨に触れながら優は怒鳴る
優「地土!! 俺はお前を倒す!!!!」
地土「…ほう? 契約刀の使えないお前がどうやって?」
優「契約刀が使えないならば拳で!!!! 腕を折られれば蹴りで!!!! 足を折られれば歯で!!!! 歯を折られたとしても俺はお前を倒す!!!!」
地土「はははっ!! 地に這い蹲った芋虫状態になるまでどうして戦うんだ!!?」
優「地土を見ていられないからだ!!!!」
優の言葉に地土の眉がひくりっと動いた
雷電「優…」
優「俺は地土に頼まれた!!!! 自我が失ってしまう前に!!!! "風夜を一人にしないでやってくれ"と!!!!」
優が言葉を発するたびに地土の表情が険しくなっていく
優「地土!!!! 何らかの方法で自分で自我を取り戻すんじゃなかったのか!!? いつまで操られてるつもりなんだ!!? お前はそんなモノにいつまでも乗っ取られてる弱い奴じゃないだろう!!? しっかりしろ!!!! お前は…!!!!
広原地土は俺達黒蝶組のリーダーだろうが!!!!!」