第7章 終・嘘つきとさよなら
地土「おかしい? …おかしい事は何もない」
優「おかしいに決まってるだろう!!? 俺達が初めて出会った時のルナは六歳児だった!!!! 十年以上共に過ごしてルナの年齢は十六歳!!!! 地土の年齢は二十六じゃないか!!?」
地土「そう…、母さんは"生きていれば"四十三歳の誕生日を迎えていた」
雷電「…生きて…いれば…?」
地土「黒蝶組を建てた場所には、元は俺と母さんの家があった。 だけど母さんは何らかの実験の爆発で命を絶った…」
雷電「ならば地土の母親とルナは「だけど、死体は出てこなかった」 ッ…!!?」
俺の言いたい事、分かる?
そんな鋭い瞳をした地土の目に雷電は固まった
地土「死体が出てこなかった不可思議を、時の番人のテイルスが明かしてくれたんだよ。 あの絵本の正体もハッキリした…」
誰が思うだろうか?
誰が夢見るだろうか?
誰が、認めるだろうか?
地土「ルナはテイルスの力で、時の扉で"時を越えた"んだよ」