第7章 終・嘘つきとさよなら
部屋のすぐ外から聞こえたルナの獣に近い声に雷電達は驚く
優「まさかルナがまた暴走…!!?」
雷電「だがあの時は地土が押さえたはずだろう…!!?」
=ガチャ=
扉が開いて雷電達は身構えた
「やぁやぁ皆、傷の具合はどうかな?」
部屋に入ってきたのは、ニッコリと笑みを浮かべた
優「地土…!!?」
ルナを肩に担いだ地土であった
『ガァウウウッ!!!!』
地土「おいコラ、暴れんなよ」
爪を立てたり牙を向けたりするルナを地土は客用ベッドに放り投げた
地土「大人しくしろ」
『グッ…!!!!』
手に持っていた鎖、それはルナの首に何重にも巻かれていて、地土が引っ張ればルナは苦しそうにした
雷電「乱暴な真似はよせ地土!! 今といいあの時ルナを押さえた時も…!!」
地土「…黙れ」
=ザクッ=