第7章 終・嘘つきとさよなら
ジャ「ずっと…、黙って見ていた」
メイ「貴方が…、いつ"自分"を受け入れてくれるのか…」
ジャキョウの後ろから涙目のメイが顔を覗かせた
ジャ「あの雨の日の事…、蛇鏡眼と契約した日」
メイ「貴方は蛇鏡眼に願った…、そして誓った…」
ジャ「"自分を認めて欲しい"って…」
風夜「やめろッ!!!!」
怒鳴った風夜の声にメイがビクリッと震えた
ジャ「…だけどお前はあの女に…、黒蝶組に出会ってから変わってしまった」
メイ「う…、貴方はいつしか…、"このままでもいい"と思うようになってしまった…」
風夜「口を閉じろッ…!!!!」
ジャ「ふざけるな!!!!」
無表情だったジャキョウの表情が完璧に怒りへと変わった
ジャ「蛇鏡眼はお前の気まぐれにずっと付き合い続けた!!!! 途中で反抗しなかったのは蛇鏡眼は心広い奴だったからだ!!! なのにお前は心が揺らいだ!!!! 蛇鏡眼を、俺達をお前が"引き裂いた"んだ!!!!!」
風夜「なら…! ならばお前は捨てられるのか!!? 今の居場所を!!? 今の仲間を!!?」
ジャ「捨てるも何も…!!! 全て"嘘"ではないか!!?」
\二つの心/ 終