第7章 終・嘘つきとさよなら
テイ「俺は掟を破って、お前に伝えようとした」
風夜「伝えようと? そんなのいつ…」
【カステリャーノ国には行くな】
【それはーーー…ッ!!?】
帝国ナイトオールがマオン国に攻めて来た時に、テイルスが何かを言いかけていた事を思い出した
風夜「あの時…、あの時お前は何を言おうとしてたんだ…?」
テイ「…あの時俺は、こう言おうとしたんだ…」
次の言葉に、風夜は耳を疑った
テイ「お前は実の兄、時音風夜に殺される」
風夜「兄さん…に…?」
テイ「…そうだ。 話をしようとしたって無駄だ、戦ってもお前じゃ敵わない」
これは逃れられぬ運命、結末…
テイ「…だけど」