第7章 終・嘘つきとさよなら
「自分は自分、他は他。 結局は自分が一番だ! 俺だけではなく、周りもそうに決まってる!!!!」
じゃなきゃ、紅茶を飾ったりしない!
自分の事を棚にあげて愚痴を言わない!!
相手に自分の意見を押しつけたりなんかしない!!!!
「…そっか、君はそう思ってしまっているんだね…」
…なんだ?
少年から目が離せない…
……いや、少年の目が俺の目を"逸らせなく"してる…!!?
「周りが周りに意志を向けなくなったら、きっと世界中の者が孤独になってしまっていたんだろうね…」
今、気付いた
何故少年は一人なんだろうか
「…何故、一人なんだ…?」
「周りから意志を向けられなくなっちゃったからだよ…」