第7章 終・嘘つきとさよなら
砲弾が直撃した事で煙が立つ
しばらくすると、煙が消え…
「なっ…!!? 無傷!!?」
鋼鉄化している散神の体には傷一つ出来てはいなかった
「くっ…!! お前達!! 次の砲弾を「やめないか!」…!!?」
遠距離隊の隊士に次の大砲の用意をさせようとしたが、現れたロウに止められた
「何故ですか影ロウ隊長!!? 敵はあの契約獣…!!」
ロウ「…契約獣に何をしようが構わない…。 だが、あの獣には"人"が乗っている」
「なっ…!!?」
ロウ「もし殺してしまったらお前への処分も重いぞ…? ちゃんと周りを見ろ
浜穂乃(ハマホノ)…」
ロウはキッと穂乃を睨む
穂乃「…申し訳ありませんっ…」
ロウ「フンッ…、同じ姉妹なのにこんなにも判断力が"違う"とはな」
穂乃「貴様…!! 類姉さんは関係なッ…ゲホッ!!!!」
怒鳴ろうとした穂乃は口に手を当ててむせ始めた
「ほっ穂乃隊長! 薬を…!!」
一人の隊士が穂乃に薬を渡し、穂乃は受け取った薬を飲んだ
ロウ「オマケに病気持ち…、花よ蝶よと可愛がられたお前には厳しいか?」
穂乃「誰ッ…がッ…! いつ弱音を吐きましたかッ…!!?」