第7章 終・嘘つきとさよなら
「遠距離隊!! 大砲用意!!!!」
ただの壁だったカステリャーノ国の城の壁から何十体もの大砲が現れた
『何…!!? 大砲!!?』
風夜「俺達が来るのが分かってたのか…!!?」
「標的、空飛ぶ白き獣!!!!」
何十体もの大砲が散神に向けられた
『散神!!!! 後ろへ退くんだ!!!!』
散神「しかし退けば背中の主達が無防備に…!!!!」
『早くしろ散神!!!! あんな大量の大砲を受けたらただじゃ済まないぞ…!!?』
「撃てぇえ!!!!」
誰かの指示によって、何十体の大砲は散神に向けて放たれた
散神(右にも左にも避けられない…!! 上へ飛べば主達がしがみつくのに耐えられず落ちてしまう…!!!! だからと言って背を向けて後ろに下がれば主達に当たる…!!!!)
散神は待ってはくれないいくつもの砲弾を見て
散神「主達を傷つけさせはしません!!!! "白壁(ハクヘキ)"!!」
『散神何を…!!?』
散神はルナ達を守るように体を丸くして中に隠す
=ドォオオオンッ!!!!=
「…直撃確認」