第7章 終・嘘つきとさよなら
『う、ん…?』
散神のかけ声でルナは目を開くと、朝日の眩しさで目を細めた
散神「カステリャーノ国の城が見えましたよ…」
『あれが…』
朝日が隠れた事で目が全開に開けたルナの瞳には、沢山の建物に囲まれる真ん中に巨大な城。 カステリャーノ国
風夜「あれが…、カステリャーノ国…?」
雷電「…大きい…!」
続けて目を覚ました風夜達は驚きを隠せない。 なんせ初めて見たからである
(…何でだ…
何で俺はカステリャーノ国に"見覚えがある"んだ…?)
ごくりっとルナの喉が鳴る
散神「空から侵入しますか? 見た的に、我を落とせるような強い武器はなさそうですが…」
『きっと中で待ち伏せでもしてるんだろう…、上空から奇襲をかける為に侵入しよう。 城に近づけるか?』
散神「もちろんです」
散神は小さく頷き、カステリャーノ国の城へ近付く
その瞬間