第7章 終・嘘つきとさよなら
散神「駄犬に駄犬って言って何が悪いんですか? だ・け・ん」
風夜「野郎…(怒)」
散神「…で? 一体どんな夢を見たんですか?」
風夜「…嫌な夢…、俺が孤独だった夢だ…」
散神「孤独"だった"夢?」
繰り返し放った散神の言葉に風夜はビクリッと肩を揺らした
散神「黒蝶組に来る前の貴方は知りませんが…、貴方は早波雷電殿と幼馴染みでは…?」
風夜「…馬鹿。 幼馴染みでも、生まれた時から一緒ってわけじゃねぇだろうが…」
くっと風夜は喉の奥で笑った
散神「そうですか…」
風夜「…寝るわ」
散神「次は変な夢を見ませんように、駄犬」
風夜「うるせぇ馬鹿犬」
雷電「…」
\孤独の黒/ 終