第7章 終・嘘つきとさよなら
明かりのついていない電灯の上で立っている赤い模様の入った仮面を付け、深くフードを被った謎の人物
風時「え…?」
落[何だお前は!!?]
一瞬で風時と落の行き先に降り立った謎の人物…
いや
落[二人…!!?]
電灯の上にまだ謎の人物は立っている。 そして目の前にも同じ謎の人物
=メキッ=
風時「うっぁ…ッ…!!!!」
目の前に居た謎の人物が体を一回転させ、風時のわき腹に勢いよく蹴りを入れた
落[風時!!?(今の音…!! アバラの骨がいくつかやりやがったな…!!!!)]
風時に蹴りを入れた謎の人物に落は飛びかかると、謎の人物は後ろへ飛んで避けて離れた
「水ノ波ドう」
ぴとっと電灯の上に居たもう一人の謎の人物が移動していて、落の体に手の平を当てた
落[何…!!?]
=ドンッ!!=
謎の人物の手の平から水が溢れ出て、強い衝撃が落の体を吹き飛ばし、建物に突っ込んだ
ガラスが割れて、商品やらが並んでいた棚が倒れて周りはパニックに陥った