第7章 終・嘘つきとさよなら
「そうそう君! 良かったら影通りにある部品店に一緒に…」
落[オイ、テメェ加齢臭消してから出直しやがれ]
「あぁ!!? 俺に何かよ…ひぃっ!!?」
風時「あ、落!」
男は振り返り、白き虎姿の落に驚いた。 風時はそれを気にもせずに落に駆け寄る
落[勝手にいなくなるんじゃねぇよ]
風時「あはは、ごめんなさい…;」
苦笑いしながら謝る風時に落はため息をついて男を睨む
「あー…、俺用事思い出しちゃった…☆」
落「ガォオオ!!!!」
「ひぇええ!!!!;」
落が吠えた瞬間、男はダッシュで逃げて行った
風時「落ダメですよ! 人を驚かしちゃ…」
落[なら変な奴に絡まれるな! お前の事はルナに頼まれてるんだからよ…]
風時「もうっ! るぅちゃんも落も心配性過ぎるんですよ!」
落(お前の父親までじゃねぇよ馬鹿)
頬を膨らませて拗ねて歩き出した風時の後を落はついてく
風時「そういえば、さっきの大きな音にビックリしましたよね…」
落[あぁ…、北の方から聞こえたな。 後で様子でも見に行くか]
風時「先に組に帰らないとですね!」
「見ツけた、黒蝶クみの関係者」