第7章 終・嘘つきとさよなら
予美「じゃあ何よ?」
刈阿「あの子の背中に黒蝶の入れ墨があったんですよ!!!!」
予美「…………え!!? 嘘!!?」
刈阿「本当ですよ!!? なのに魅事隊長がぁ~…(怒)」
ごめんなさぁあああい!!!!
遠くまで予美の謝る声が聞こえた
雫「この入れ墨にあの男の人は反応した…、って事は黒蝶組に何か…?」
優「滝川さん!」
走ってきた優が雫に駆け寄った
雫「優さん! 実はさっき、変な人に絡まれて…」
優「連れて行かれなくてよかった…!! 今すぐ別の黒蝶組へ行くよ!」
雫「一体何が…!!?」
優「今は説明してる暇はないんだ…! 行こう!!」
雫「はっはい…!」
優「荷物は俺が持ちますから!」
雫から荷物を受け取った優は雫のスペースに合わせて駆け出した
「ねぇお嬢ちゃん? 一人でお買い物? 偉いね?vV」
風時「え? 僕ですか?」
機械の部品を買いに来ていた風時に一人の三十路間近の男が話しかける