第7章 終・嘘つきとさよなら
赤と黒の鎌を持ったテイルスがルナ達の間に入った
風夜「行くなって…、何でだよ!!?」
テイ「それはーー…ッ!!?」
何かを言いかけたテイルスの背後に突然、扉が現れた
『扉が急に…!!?』
テイ「あの野郎…!!」
真っ暗闇の扉の中から沢山の黒い手が伸びてきて、テイルスの体に巻き付いた
優「なっ…!!?」
風夜「全部手か…!!? 気持ち悪ッ!!!!;」
テイ「放せ!! 俺にはまだする事が…! むぐっ!!」
逃れようと暴れて叫ぶテイルスの口を黒い手が塞ぎ、そのまま扉の中へと引きずり込む
『なっ何だ…!!?』
散神「主!! このっ!!!!」
ルナにも向かって伸びてきた数本の黒い手を散神は鉱石のようにゴツゴツしており、鋭く固い指で斬り裂いた
優「テイルスが…!」
黒い手によって扉の中に引きずり込まれたテイルスは闇の中に消え、扉は閉まった
『おいコラ待て!!!!』
扉に向かって伸ばしたルナの手は、消えてしまった扉に触れる事は出来なかった
風夜「消え…た…? …まさか、今のが"時の扉"…?」