第7章 終・嘘つきとさよなら
風夜「おまっ…!! 一希を探さずに放っといて来たのか!!?」
優「仕方ないだろ!!? 探している余裕なんてなかったんだからよ!!」
『喧嘩するな!!!!』
睨み合う風夜と優をルナは止めた
『…今は帝国ナイトオールとの戦闘は避けるべきだ…』
風夜「ルナ…」
『帝国ナイトオールの連中は、黒蝶組の関係者を拘束するって言ったんだな?』
優「あっあぁ…」
『ならば、帝国ナイトオールの組織の本拠地、カステリャーノ国に居る地土は捕まってるはずだ』
散神「カステリャーノ国に乗り込むつもりですか? 主…」
実体化した散神が心配そうな表情でルナを見る
『状況が分からず、このまま帝国ナイトオールに捕まる訳にはいかない。 …ならば、逃げてカステリャーノ国に乗り込むべしだ』
散神「…我は、主について行くだけです」
『それでいい』
風夜「俺も行くぞルナ!! もしかしたら一希は帝国ナイトオールに捕まったのかもしれない!!!!」
優「その前に、他の皆も探さなきゃ…。 風時には落が居るけど、滝川さんは今は炎火と離れているはず…」
テイ「カステリャーノ国には行くな」