第7章 終・嘘つきとさよなら
ロウ「だいたいお前も剣を抜け!! 仕事する気あるのか!!?(怒)」
波「えー、だってぇ。 こんな多い人数に囲まれてれば逃げられないでしょう?」
ロウ「油断しすぎなんだお前は! ちゃんと仕事しろボケ!!」
波「ぼっボケですって!!? ならば影隊長は前髪長々お化けですよ!!?」
ロウ「前髪は関係ないだろう!!?」
ぎゃーぎゃーと喧嘩し始めたロウと波
雷電「…えーっと…?;」
《…主、ここは一時逃げた方がよいと思います。 この人数相手では力尽きるのがオチ…》
雷電「チッ、…分かったよ…。 "豹脚"!」
バチッと音を立てて、雷電の両足が豹の足へと変わった
雷電「じゃあな」
ロウ「何?」
雷電は屈んで両足に力を込めると、空高く飛び上がって建物から建物へと飛び移って逃げた
ロウ「待て!!!!」
呼び止めるロウの言葉なんて雷電には聞く耳などなかった
ーー。
テイ「…何だか街中が騒がしいな…?」
黒蝶組の建物の屋根の上で座って街を眺めるテイルス
『はぁ…? 帝国ナイトオールが攻めてきて、一希が消えた…?』
優「そうなんだ! 気づいたら居なくなってて…」