第7章 終・嘘つきとさよなら
今まで黙っていた波が猫撫で声を上げ、両頬に両手を当ててクネクネし始めた←
雷電「なっ何だ…!!?」
そんな波に驚いた雷電は駆け出した勢いを忘れて、そのまま前へと倒れ込んだ
ロウ「貴様…、また悪い癖を…!!!!(怒)」
波「だってだって影隊長! あの子スッゴく可愛いじゃないですかぁ~♪」
ロウ「その喋り方、どうにかしろと言っただろ!!? 鳥肌が立つ…!!!!」
波「影隊長ひっどぉーい!」
えーっんと泣き真似をする波にロウはズザッと後ずさり
雷電(なっ何なんだあの女は…? …何だか気持ち悪い気がするのは何でだ…?;)
波「ホラァ? 何でもない所で転ぶなんて、ドジっ子みたいで可愛くないですかぁ?vV」
ロウ「…きっとあいつは狙ったわけでも、転びたくて転んだわけでもないと思うぞ…」
ロウの言葉にうんうんと頷く隊士達…
雷電「…って、お前のせいで驚いて倒れちまったんだよ!!(怒)」
ガバッと起き上がった雷電はキッと波を睨む
波「そんな見つめられたら照れるぅ~//」
ポッと頬を染めた波に雷電はこの世と思えないほどのゾゾゾッと嫌な感覚が背中を駆け巡った