第7章 終・嘘つきとさよなら
ロウ「…そうなのか、違うのかだけを答えろ」
雷電「…違うとは言わねぇな。 黒蝶組は俺の家だ」
雷電はポケットにメモ帳をしまった
ロウ「ならば、お前を拘束する」
雷電「…は?」
腰に差していた剣をロウが抜くと、周りの軍勢いわく隊士達も剣を抜いた
雷電「…何だ? 正義の組織が無抵抗の一般人に攻撃するってか?」
ロウ「黒蝶組は一般人じゃないだろう?
"破壊魔"使いめ」
雷電「破壊、魔使いだと…?」
ピクッと雷電の指が動いた
ロウ「…トボけたって無駄だぞ? 貴様等黒蝶組はその特別な力を使って他国を"攻めようとしている"のだろう?」
雷電「…ちょっと待ってくれ。 一体誰がそんな事を…?」
ロウ「カステリャーノ国の新しい支配者及び、俺達帝国ナイトオールの一番隊隊長だ!!」
グッと剣を握り締めるロウの目は完璧に雷電を敵視している