第7章 終・嘘つきとさよなら
\黒蝶組、逃亡/
雷電「新メニューのオレンジコーヒーはなかなか美味だったな…」
ペロリッと唇を舌でなめた雷電。 カフェ店からの帰り中である
雷電「組に帰ったら色んなオレンジで試して作ってみるか…、失敗作は炎火にやるか。 あいつは味音痴だからな」
メモ帳のお気に入りコーヒーの欄に雷電はオレンジコーヒーと書いておく
雷電「…ん?」
ザッと周りを取り囲んだ軍勢に雷電は気づいて、メモ帳から周囲に視線を移した
雷電「…何だ? お前等?」
「俺達は帝国ナイトオールだ」
ザッと軍勢が一本の道を開け、その軍勢の一本の道を通って現れたのは
「俺は帝国ナイトオール、二番隊隊長の影ロウ(カゲロウ)」
長い前髪は黒く、前髪意外は真っ白な髪をした男。 長い前髪の隙間から見える目は鋭い
「私は二番隊副官、矢宮波(ヤミヤナミ)」
ロウの後ろをついて来ていた緑髪で大きな黒い目をした女が続けて名乗った
雷電「…帝国ナイトオールが、俺に何の用だよ?」
ロウ「その頬の黒き蝶の入れ墨…。 貴様、黒蝶組か?」
キッと睨むロウに雷電は眉間にシワを寄せた
雷電「…だったらどうだって言うんだ?」