第7章 終・嘘つきとさよなら
「わざわざ来てくれてありがとう」
地土「いえいえ。 …新しいカステリャーノ国の支配者さんは姿を晒す事は出来ないのかな?」
「出来るけど
貴方に見られては少々困るのですよ」
地土「はい?」
首を傾げて地土は不思議に思ったら
=ガシッ=
地土「なっ!!?」
誠、マリア、アナコンダが突然、地土の両手や体を押さえつけてきたのだ
地土「何するんだお前等ーー…!!?」
ハッと気付いた地土の視界には、誠とマリアとアナコンダの額に埋め込まれて光っている"何か"
「彼等は俺の力で"操らせて"もらってるんだ…」
地土「お前か…!!? 一体何をした!!?」
「俺の能力で頭に操作するあるモノが埋まってるだけさ、特に害はないよ」
地土「まさか…、この変な能力でカステリャーノ国の支配者に…!!?」
「少しあるけど、ほとんどは俺の実力さ…」
クスッとカーテンの向こうの男が笑った
地土「俺も操るつもりでここへ連れて来たのか…!!?」
「そうだよ? 君にも彼等と同じのを埋め込んであげるよ…」
開かれたカーテン。 その男の姿は…
地土「なっ…!!? 何で君がここに…!!?」