第7章 終・嘘つきとさよなら
地土「…まぁ、同じ支配者として一度会ってみたいね」
アナ「でしょう? さぁ、こちらへどうぞ? お待ちしていますよ」
地土「居るのか?」
アナ「ここはカステリャーノ国の城ですからね」
地土「それもそうだね…」
支配者達全員は会議室を出て、アナコンダに導かれながら城の奥の奥の奥へと…
地土「って、何処まで行くんだ?;」
誠「もう少しだ、我慢しろ」
マリ「そうじゃぞ、若いのじゃから少し歩くくらい我慢せんか」
誠とマリアが地土の背中を押す
地土「はぁ…?」
アナ「この部屋ですよ」
やっとたどり着いたずっと奥の部屋。 部屋の扉を開けば中は暗かった
地土「ここに居るのか…?」
アナ「はい。 カステリャーノ国の支配者さん」
アナコンダが暗闇の部屋の中に声をかけると、パッと明かりがついた
部屋の中は天井に明かり、そしてカーテンのかかった大きなベッド…
「…アナコンダ、か?」
アナ「はい、マオン国の支配者を連れて参りました」
そのカーテンのかかったベッドの奥に人影…、声からして男だろう
地土「どうも初めまして、マオン国の支配者の広原地土っていいます」
自己紹介をして地土は微笑む