第7章 終・嘘つきとさよなら
\攻撃と侵入/
『…あれ?』
フッと窓から空を見上げたルナが言葉をこぼした
風時「どうしたの? るぅちゃん」
落[雨でも降りそうなのか?]
『…いや、風がなくて…』
風時「風?」
トトトッと風時は窓際に駆け寄り、窓から外へと頭を出した
風時「ホントだ。 風がないや…」
落[…風がないって、変な感じするな…]
『…俺の嫌な勘って、よく当たるんだよ…』
落[…何かまた起きるって事か…?]
『分からないけど…、何か嫌な事が起きるかもしれない…』
風時「るぅちゃん…」
風時は落に寄り添って落のふわふわの毛をきゅっと握りしめた
その時
=ドォオオオオンッ!!!!=
大爆発のような音がマオン国中に響き渡った
落[爆発…!!?]
『ぐっ…!!!!』
爆発音を聞いて、ルナはズキッと痛んだ頭を両手で抱える
風時「るぅちゃん!!?」