第7章 終・嘘つきとさよなら
テイルスの言葉に風夜はピクッと反応した
風夜「…何が言いたい」
『…もしかして、鏡が怖いのか風夜?』
ルナの問いかけに風夜は首を振った
風夜「別に怖いわけじゃ…」
『…まぁ、何があったのか無理には聞いたりしないさ。 いやだからな、そういうの』
はぁっと一息ついてルナは風夜の髪から手を離した
『ホラ、出来たぞ?』
風夜「ん、サンキュー」
テイ「鏡見て確認しないのか?」
『いい加減にしとけ!(怒)』
テイ「うおっ!!?;」
しつこく風夜に鏡で確認させようとするテイルスに向かってルナはクシを投げつけた。 テイルスは体を横にズラして避けたらクシは壁に突き刺さった
テイ「あっ当たったら死ぬだろ!!?;」
『いっその事一回死ね』
フンッと鼻を鳴らして言い放ったルナの言葉でテイルスの表情が悲しそうになった
『なっ何だよ…』
テイ「…人って一回死んだら、終わりだよな…」
『はぁ…? んなの人に限らず生き物はそうだろ?』
テイ「…そうだよな」
地土「…何? この空気?」
テイ「うぉっ!!?;」
いつの間にか隣に立っていた地土にテイルスは驚いた