第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
「何でこんな事をしたの…!!?」
飛炎「何でって…、僕は貴方を救いたくて…!!!!」
「私の代わりに違う人を殺しただけじゃないの!!?」
怒鳴る少女に飛炎は叩かれた頬を手で押さえながらビクッと震えた
飛炎「こっこれが見つけた"方法"だよ…!!?」
「…違うわ…、こんなの私が探してた方法じゃないわッ…!!
こんな方法で私は生きていきたくないわ…!!!!」
涙を流す少女に飛炎は理解出来なかった
生きたかったんじゃないの?
生きられればどんな方法でも変わらないでしょ?
=ピキッ=
そもそも生きるって何?
命って、何?
=ピキピキッ…=
窓のヒビは次第に広がっていった