第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎は医者を包み込むと、人の姿は消えてただの火の玉のようにふよふよと浮かんでいる。 それを飛炎は掴み
ぱくりっと食べて飲み込んだ
炎火「食べ…た…?」
飛炎「方法見つかったよ? 貴方は生きられるよ? 僕は貴方の願いに答えられた!!!!」
飛炎は嬉しそうに笑うと、そっと少女の胸の中心に手を当てた
飛炎「"魂転送"…」
そう言うと、飛炎の腕をつたって先ほどの火の玉が少女の体の中へ入っていった…
すると
動くどころか、目を開く事も出来なかった少女が目を開けて起き上がったのだ
飛炎「やった! 成功した!! これでもう大丈夫ーー…!!」
=バシッ!!=
突然、少女が飛炎の頬を叩いた
飛炎「何…を…?」