第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
飛炎は少女の口に耳を傾けた。 少女は消えそうな声でこう言った…
「…ごめ……ん……ね……?」
=ピキッ=
窓に突然、ヒビが入った
飛炎「何で謝るの…?」
貴方は悪くないのに
死んでしまうのに
僕が悪いのに
何も出来なかったのに
怒ってよ
何もしてあげられなかった僕を怒ってよ
前みたいに怒鳴ってよ
もう一度あの元気な姿を見せてよ
笑って
笑ってよ
ワラッテワラッテ笑ってわらってわらってワラッテ
笑ってわらって笑ってワラッテわらってワラッテ
わらって笑ってワラッテわらってわらって笑って