第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
「何が水龍様だ!!!! 神様なら一生人間に崇められてろよ!!?」
そう言って人差し指の先に出来た炎の塊を放った、が
「フンッ!!!!」
水の柱が炎の塊をかき消した
「主には一生頼られる側の気持ちなど分かる事はなかろう」
パッパッと服についた瓦礫のカスを叩き落とす
「なんだと…?」
炎火(飛炎)の眉がピクッと動いた
「貴様…
頼られた事がないのだろう?」
雫(水龍様)はクスリッと見抜くように笑った
「僕を…、僕を分かったような顔をするなぁ!!!!」
炎火「…飛炎? 泣いているのか…?」