第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
死ぬまで精神や肉体を根こそぎ喰い尽くしたのです…!!!!」
風夜「精神や肉体を喰う…!!?」
散神「…普通は契約刀使いが死に至れば、契約獣は自動的に契約が終了して元の世界に戻る…。 しかし奴は契約刀使いが死んだ後でも肉体や精神、いわゆる"魂"をも蝕み続けるのですッ…!!!!」
「僕はこの体で世界を創り直すんだ、邪魔をするなら殺すよ」
「我を貴様が? 二百年前は貴様の容姿に油断して隙が出来ただけの事!! 二百年前と同じように我に勝てると思うではないぞ!!?」
カッと赤い眼を見開き、雫(水龍様)は腕を振るって池の水を操る
「…貴方は馬鹿? あれからもう二百年も経ったんだ!!!! 僕の力がそのままだと思ったら大間違いだよ!!?」
「何…!!?」
一瞬で真横に移動して現れた炎火(飛炎)に雫(水龍様)は赤い眼を見開く
「ホラ!!!!」
=ガンッ!!=
炎火(飛炎)は雫(水龍様)を蹴り飛ばすと、雫(水龍様)は吹き飛ばされて城の壁に食い込むように直撃した
「"炎弾"…!!」
ガラガラと瓦礫が崩れる雫(水龍様)が居るであろう場所に向かって人差し指を向ける