第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
雫「炎火ーー…ッ!!!!」
遠くで、声が聞こえたーー…
飛炎「そう…、僕に身を任せて…」
ブワッと飛炎の全身から真っ赤な炎が溢れ出て
炎火「うぁああああッ…!!!!」
炎火もを包むように広がった
雷電「炎火!!?」
落[ありゃ契約獣に乗っ取られるぞ…!!?]
優「ダメだ炎火!!!!」
風時「気をしっかり持って下さいッ!!!!」
炎に包まれて見えなくなった炎火に向かって雷電達は叫んだ
炎火「…声が…聞こえる…」
飛炎「…いや、何も聞こえちゃいないよ…?」
膝を折り畳んで座っている炎火を飛炎は大きくなった両腕の炎の翼で抱きしめるように包む
飛炎「貴方は一人になっちゃったんだよ…」
炎火「…一人…? …一人は嫌だッ…!!!!」