第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
雫「皆待って!! 私はもう大丈夫だから…!!!!」
兵と戦う水底の民達の耳に雫の声は届かない
風夜「これはもう滝川を助ける為でもなんでもないぞ…!!?」
散神「積もりに積もった怒りの感情が憎いである相手を見て一気に爆発してしまったのでしょうッ…」
飛炎「…そろそろこの国はもうダメそうだね…」
炎輪「は…? 一体何を言っている…?」
飛炎「僕ね?
何もかも壊したかったんだ♪」
飛炎はクスリッと笑うと、手の平に小さな火の玉を現した
炎輪「お前…!! 一体何を…!!?」
飛炎「もっともっと楽しくするんだよ? その為に"こいつ"を僕は封印して捕らえてたんだ♪」
飛炎はフッと息を吹きかけて火の玉を消した瞬間…
「…我を今更になって時放つとは、どういうつもりだ…?」
上空に現れた体が全て水で出来ている"水龍様"だった
「なっ何だあれは…!!?」
「あれは…、水龍様じゃ…!!」
炎上の民は水龍様を見て驚き、水底の民は瞳を輝かせた