第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎輪「さぁ、どうする? …まだ俺に逆らうつもりか?」
パチンッと炎輪が指を鳴らせば、残っていた兵が槍を向けてルナ達や雷電達を取り囲む
雫「逃げて…!!!!」
処刑台の上から雫が叫んだ
「雫姉さん!!!!」
雫の名を呼ぶ声、そちらを向けば…
雫「水奈…!!? 皆…!!?」
水奈「姉さんを助けに来たよ!!?」
「雫ちゃんの仲間!! 俺達も加勢するよ!!!!」
水奈や水底の民達が助けに来てくれたのだ
たちまちその広場は炎上の民と水底の民の戦場の渦へと変わった
炎輪「水底の民ふぜいで…!!!! 飛炎!! 奴等をなんとかしろ!!!!」
飛炎「なんとか、とは?」
炎輪「もう水底の民などどうでもいい…!!!!
ーーー全員殺してしまえ!!!!」
その言葉で
飛炎「分かった、殺すね」
飛炎は楽しそうにニヤリッと笑った