第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
雷電「俺達が従うのはリーダーの地土か仲間だけだ!!!!」
風時「貴方なんかに僕達は従いはしません!!!!」
炎輪「…餓鬼が」
ポツリ呟いた低い声の炎輪の表情が不愉快そうに変わっていた
炎輪「行き場のない餓鬼が保護された身で何を威張る? 黒蝶組が無ければお前達はただの人間でもない"化け物"ではないか!!!!」
【化け物!!!!】
何処か遠くで、声が聞こえたような気がした…
優「違う! 俺達は果たす為に契約刀と契約を交わしたんだ!!!!」
一希「お前のようなただ欲しがる為じゃない!!!!」
雷電「人から奪う事しか出来ないお前に俺達の気持ちが分かってたまるか!!!!」
怒鳴りながら三人は契約刀をそれぞれの入れ墨から引き抜こうとしたが…
雷電「契約刀が出てこない…!!?」
飛炎「無駄だよ? ここら一面は混乱の花が漂っている…、契約刀は使えない」
飛炎の言う通り、微かだが甘い香りが漂っている