第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
威嚇をするようにざわっと体を騒ぎ立てる散神。 今気絶しているルナを守る為である
炎火「ならお前は何であの時俺に力を貸した…!!? 俺をパートナーとしたんじゃなかったのか!!?」
飛炎「パートナー? 貴方が僕の? …あっはっは!!!!」
飛炎は腹を抱えて笑い始めた
炎火「何がおかしい…!!?」
飛炎「何が? 何がって全てに決まってるじゃないですか!!?
何が最大の覚悟だ!!
何がパートナーだ!!
何が仲間だ!!!!!!!
そんなのヘドが出るよ!!!!」
風夜「テメェ…!! それでも契約獣なのか!!?」
散神「無駄ですよ…、奴は契約刀の獣としての誇りなどありませんからッ…」
そう言った散神の方を飛炎はピタッと笑いを止めて、睨むように見た
飛炎「僕の誇りを奪ったのは僕を危険と勝手に見なした契約獣だろ…?」
炎火「危険…? 誇りを奪ったって一体…?」
散神「…例え昔の貴様に誇りがあったとしても、今の貴様に誇りも何もないでしょうが!!!!」
飛炎「黙れ!!!! ただの契約獣ごときが!!!!」
散神に攻撃を仕掛けようとして駆け出した飛炎を炎火が遮った
飛炎「どけ!!」