第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
風夜「…ルナ…?;」
『炎火は雫を許すって言ってんだぞ!!? なのに何で受け入れないんだよ!!?』
カッ!と目を開いてルナは雫を見た
『何か自分が大切な奴に謝っても謝りきれない事をしてしまったなら!!!! これ以上大切な奴を悲しませる事はするな!!!!』
雫「私は、一族の恥になってしまう前にこの身で償わないとッ…!!!!」
『一族なんて関係ねぇ!!!! 炎火や俺達は雫の自身の気持ちを聞きに来たんだ!!!! このまま本当にここで死ぬというのか!!? 俺達と過ごした事はそんなにも簡単に目を逸らして去って行けるようなもんだったのかよ!!?』
雫「……違うッ…!!」
『言えよ雫!!!!』
炎火「雫は俺や組の奴等と一緒に居た気持ちは偽物だったのか!!?」
雫「目なんか逸らしたくないッ…!!!! 私も炎火や皆と一緒に組へ帰りたいッ…!!!!
皆と過ごした事は偽物の気持ちじゃないッ!!!! 確かに本物だったものッ!!!!!!」