第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
炎火「…分からない…」
雷電「分からない…? 今俺達は危険な目に遭ったんだぞ!!?」
『オイ落ち着け!!!!』
ルナは炎火の胸ぐらを掴む雷電を止めた
風夜「さっきの攻撃は確かに炎火の契約刀の技に似ていた…、だけど炎火は俺達と一緒に居た」
『もしかしたら炎火と同じ炎を操る契約刀使いが居るのかもしれない…』
雷「しかし…、イーラ国に契約刀使いなんて居る情報は…」
落[まだ最近になって契約刀使いに目覚めた奴が居る…、っていう可能性もあるんじゃないか?]
『…今はそんな事より、雫の処刑を止めないと…』
風夜「幸い、落ちたのが城の近くでよかったな…」
風夜はふぅっと一息ついて城の方を見た
すると
=ゴオォォーン…=
何やら鐘の音が城の方から響いた
風時「なっなっ何の音ですか…?」
雷「この鐘の音は…」
雷電「知ってんのか?」
雷「…城中に居る人々を集める時に使う合図のようなものだ…」
『集める…?』
ゾワッと、嫌な感じがルナ達の背筋を走った
炎火「処刑の合図…!!?」
風夜「炎火!!?」
顔を青くした炎火がダッと地を強く蹴って走り出した