第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
雷がズイッと差し出した一枚の紙
風夜「何だ…、これは…!!?」
『イーラ国の姫誘拐の罪と、マオン国の支配者広原地土を殺害した罪で滝川雫を公開処刑とする…!!?』
その一枚の紙には、そう書かれていた
風時「しっ雫ちゃんが広原さんを殺した犯人…!!?」
『雫に罪をなすり付けたのか…!!!!』
炎火「何でこんな事に…!!!!」
雷「決まっているだろう?」
雷は炎火を指差した
雷「…お前のせいだ」
炎火「俺の…せい…?」
風夜「言い過ぎじゃねぇか情報屋のおっさん!!」
雷「事実を言ったまでだ…、それと俺はおっさんじゃない」
下唇を噛んで俯く炎火…
雷「…このままでいいのか?」
炎火「え…?」