第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
雷「お前はこのままにしておくつもりなのか?」
炎火「…俺は…」
『行こう、炎火』
ルナが炎火の手を握った
炎火「ルナ…」
『お前と雫に何があったか分からないが…、雫と一緒に過ごした事を後悔なんかしてないだろ』
炎火(…初めて出来た友達が雫だった。 気づいたら側に居るのが当たり前で、雫は記憶を無くしても何処かで俺を覚えてくれていて、笑ってくれていた…)
『雫だって、きっと気持ちは一緒だ』
だから行こう?
風夜「俺も行く!!」
雷電「世話の焼ける奴だ」
風時「雫さんは絶対にそんな人じゃありませんからね!!」
落[俺も行く、俺も黒蝶組の一員だからな]
雷「俺も行くとしよう、一応戦えるからな」
笑う皆を見て炎火は泣きそうな顔をした
『泣くな炎火! お前男だろうが!!!!』
炎火「べっ別に感動して泣いてるわけじゃねぇよッ…!!!!」
ごしごしっと手で涙を必死に拭う炎火
『雫を迎えに行こう、一希も優ももちろんな?』