第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
内心、炎火はそう思っていた
傷ついたのは自分であるが、きっと雫も傷ついた
雫の記憶を消し去ったのは自分。 雫だけを責めるだなんて間違っていた
炎火(…謝ったらお前は…)
炎火は少しだけ後ろを向き、来た道を見つめた
炎火(雫…、お前は俺を許してくれるか…?)
風時「あ!! 危ない炎火さん!!!!」
炎火「は…?」
風時の上げた声で炎火は正面を見直すと…
「よっ、久しぶり」
「ちょっぶつかる…!!!!;」
バイクに乗った雷電と後ろに乗っている雷…。 …って、あれ?
=バンッ!!=
炎火はそのまま突っ込んできたバイクに跳ねられた←
そして地に落ちた←
ブレーキをかけて雷電が運転していたバイクはルナと風夜の前で止まった
炎火「何すんじゃぁあああ!!!!(怒)」
雷電「よく生きてたな…」
風夜「俺のバイクぅうううう!!? 何でこんなに傷だらけなんだよぉおおお!!?」
雷「このバイク君のだったんだ…」