第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
『ため息をつくな、ウザい』
風夜「ウザい!!? 酷くない!!?;」
風時「秋風が涼しいですね…」
落[そうだな…]
ギャーギャーと騒ぐ風夜の隣を歩くルナは迷惑そうな表情をする。 そんな二人の少し前を歩く落(風時が背に乗っている)と炎火
炎火「…」
炎火はただ黙って歩き、思い出していた
【えっ炎火…!】
【……何だ?】
【あっあのね…】
【……早く言ってくれ…】
【うっうん…。 …ごめんね、炎火…】
【は…?】
【バイバイ、炎火…】
城を出る時に最後に見た、雫の辛そうな笑顔。 そして最後の会話…
炎火(…最後の会話なんて大げさか…。 …それに"ごめんね"って…
謝らなきゃいけないのには俺の方なのに…)