第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
\最後の晩/
『…はぁ? 地土が居ない…?』
メア「司馬羅様に聞いた所、部屋には来ていない…と…」
『あいつ…、何処に行ったんだ…?』
ルナは部屋の扉の方に視線を移して唸る
『…本当に行ってないのか…? その司馬羅様って奴の部屋に』
メア「えぇ、…ですよね? 滝川雫様?」
不意にメアに話しかけられて、雫はビクッと震えた
雫「えっと…」
"君は何も見なかった。 何も知らない…、いい? 守らないと君の仲間も一人ずつ死ぬ事になるからね…?"
頭の中に、炎輪の言葉が蘇る
雫「うっうん…、来なかったよ…?」
『雫が言うなら本当なんだな』
メア(私を信じる気は全くなしって事ですか…)
風夜「というか、滝川はなんでその司馬羅様って奴の元に?」
ルナとメアの間に風夜が割り込んで問いかけた
メア「何故私とその者の間に割り込むのですか?」
風夜「あ"ぁ"? 近いんだよ執事のメリー!!(怒)」
メア「メ、しか合ってませんよ? 記憶力ないですね」
風夜「わっわざとに決まってるだろ!;」
メア「そんなに必死になって…、青いですね」
風夜「うるせぇ!(怒)」