第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
茶色の髪が、銀色へと変わっていたのだ
雷「…いつの間に髪を染めていたのか…?」
雷電「そんなわけあるか! 半日の間で突然銀髪に変えるわけ…」
速豹「…首をやられてますね…」
雷「おい!!!! 地土!! 生きてんだろ!!? お前が死ぬわけ…!!!!」
地土の肩を掴んで揺する雷を速豹が止めた
速豹「…即死です」
雷「そんなっ…! そんなわけ…!!!!」
雷電「…やめろよ、親父…」
広原地土は死んだんだ
雷「こんなっ…、こんなあっさり行くだなんてっ…!!!! うっくっ…!!」
雷電「…地土はマオン国の支配者であり、俺達黒蝶組のリーダーの存在…」
速豹「…主?」
速豹は雷電を見た瞬間、ビクッと体を震わせた
雷電「これは俺達黒蝶組と国を敵に回したのと一緒だ…!!!!」
ギラッと目を光らせる雷電の視線は、イーラ国の城へと向けられていた
\川から流れてきたソレは…/ 終