第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
雷「雷電も飲むか? 美味しいぞ水」
雷電「いらん」
雷「買った水しか飲まない贅沢者か…!!」
雷電「何でそうなるんだよ!!?(怒)」
「…主」
静かに姿を現し、実体化した速豹
雷「ぎゃー!!!! 幽霊だぁあああ!!!!;」
速豹「…何ですかこの者は? 星にしてもよろしいですか…?」
雷電「待て待て待て」
雷の胸ぐらを掴んで鋭い爪を向けて本当に星にしようとする速豹を止める
雷電「こいつはあれだ、くそ親父だ」
速豹「なるほど。 一日中家でゴロゴロしながら酒を飲み、お尻をダラしなく掻きむしるあのくそ親父ですか」
雷「それってどうしようもない親父じゃない!!? 俺は働いてるしケツを掻きむしったりしないよ!!?;」
ふむっと納得した様子の速豹に慌てる雷
雷電「お前にとってのくそ親父はそんななのかよ…;」
速豹「前に昼ドラで壊れかけの家族の物語を見ていました」
雷電「昼ドラ!!? お前いつの間に俺から離れてたのか!!?;」
速豹「寝ていらっしゃったのでいいかなと思い、つい…」
雷電「寝てる時が一番の無防備だろ!!?;」
速豹「よだれを少々垂らしていたので気持ち悪かったです」