第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
\川から流れてきたソレは…/
=ブルルル…=
国境を走る一台の乗り物…
「まさか我が息子がバイクの免許を持ってただなんてね」
「免許なんて持ってねぇよ」
「えぇ!!?;」
「あと、我が息子とか言うな気持ち悪い」
父である雷を後ろに乗せた雷電が運転するバイク
雷「免許ないって…!! 捕まったらどうするん!!?」
雷電「俺が捕まるヘマなんてするかよ、ってかその喋り方気持ち悪い、髪も」
雷「俺の全てを否定したいのか!!?;」
髪を手でぐしゃぐしゃに乱しながら喚く雷。 本当に父親なのか…?
雷電「ちなみにこのバイクは風夜のだ。 ちょっと拝借したが後でギャーギャーうるせぇだろうな…」
雷「勝手に借りたからね…」
雷電「だいたい馬鹿親父!! お前いつもどうやってマオン国に来てんだよ? まさか徒歩じゃないよな?」
雷「何を言うか! カステリャーノ国とマオン国は五分で着k「どんだけ足が速いんだオイ」 いやぁー、それほどでは…(照笑)」
えへへっと照れながら頬を掻く雷にバックミラーで見た雷電はイラついたようで、頭を後ろに傾けて顔面に頭突きをしといた