第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
ぺこりっと頭を下げて綺麗に一礼するメア
先ほどの待っていた部屋とは違う部屋に案内された。 そこは客用の寝室のようで、綺麗なベッドやテーブル
豪華なシャワールームなどもご丁寧にある
『…待て』
メア「はい?」
部屋を出て行こうとしたメアをルナは引き止めた
メア「どうかなさいましたか? お食事なら"伝令てんとう虫ちゃん"で…」
※伝令てんとう虫ちゃん
=てんとう虫の形をした小さなロボット。 伝言を録音して届けたい場所にまで飛んで伝えてくれる!
『違う。 毎回思うがこういった商品の名前をつける名付け親は誰だ? こんなにもネーミングセンスが悪いのか聞きたい』
メア「そんなの私が知りませんよ」
『…聞く事を間違えた、地土を知らないか?』
メア「地土…?」
『左目に包帯で、茶髪でいつもニコニコ笑ってる憎ったらしい黒蝶組のリーダーだ』
メア「本当にリーダーだと思ってるんですか…?」
『一応、な』
メア「えーっと…、確かその方なら数十分前ほどに司馬羅様の部屋の方向へ行ったっきりですね…」
メアの答えにルナは眉間にシワを寄せた
『…何だかここへ来てから嫌な感じがする…』