• テキストサイズ

黒蝶組~ブラック.バタフライ~

第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結



そちらを向けば、目を伏せていた炎火が目を開いた

【これはこれは…、姫様。 こんな所へ来てはいけませんよ?】
執事のメアという男はお母さんが刺さったままの槍を手放した、お母さんは力なく槍と共に地に落ちた…




【…雫を離せ】
【離せ? いつからそんな言葉遣いを…】

【いいから…






離せって言ってんだろ!!!!】
怒鳴った瞬間、炎火の体は炎で包まれた。 そしていつの間にか、小さなナイフのようなモノを持っていた


【お前等なんか…!! 燃えてなくなっちまえ…!!!!】


炎火は一心不乱にその小さなナイフを振り回した

振り回して振り回して



そして、周りは火の海へと変わった…





【雫…、遠くへ行こう…?】
【遠く…?】

【ずっと遠く…】
【でも…、私…!】


私はずっと炎火を騙していた。 殺そうと計画を立てて貴方と仲良くしていた

そんな私が貴方と共になんて…!!

/ 885ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp