• テキストサイズ

黒蝶組~ブラック.バタフライ~

第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結



【何だか騒がしいわね…? ちょっと待ってなさい雫】
【うん、分かった】


お母さんが玄関用の扉に手をかけようとした瞬間


=バンッ!!=


勢いよく扉が開かれた



【…あら? どうしたの!!?】
転がるように入ってきたのは隣人の優しい男の人だった

体中から血が出ていて床に垂れ落ちる


【ひっ…!】
私は怖かった



【雫ちゃんは居るな…? 早く逃げるんだ…!!!!】
【どっどういう事!!? しっかりして!!】

優しい男の人は床に倒れてそのまま動かなくなった



【おっお母さん、お兄さんどうしちゃったの…? 動かなくーーー…!!?】
お母さんが私の手を掴んだ

【…逃げるわよ雫、走れるわね…?】
【どっどうしてお母さん…?】

【…炎上の民の兵が居るわ…】

お母さんが言う通り、外には赤髪の兵隊の姿…


【何がしたいかは知らないけど…、きっと狙いは雫よ】

私…? だからお兄さんは私が居る事を確認したの…?


【次はここだ】
/ 885ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp