第6章 *理想の世界と現実の世界* 完結
【司馬羅は子を溺愛してるって聞いたわ! きっと実の子が死んだら…、いや! 実の子が殺されたら精神的大ダメージを受けるはずよ…!!】
耳を疑いたくなりました
何も聞きたくありませんでした
【雫! 同じ種族の為よ…、分かってるわね…?】
その私の口を、縦に振る私の首を…
【………うん…】
そぎ落としたくなりました…
ーー。
【炎火君? …最近元気ないね…?】
私は何処か遠い目をしている炎火の顔を覗いた
【…何でもないわ】
【ホント? 炎火君に元気がないと私も元気なくなっちゃうから】
それは本音、だけども私は汚い…。 私は貴方を殺す為に仲良くしている…
…違う、ただ友達で居たいだけ。 それだけなのにっ…
【…雫、私はね…】
【何?】
炎火の表情は真剣、だけども思い詰めたような…